こんにちは!
タイトルの通り、初心者返り中のかぜぱです。
5年間ひとつの分野で初心者から人を育てる経験までしましたが、
今は同じ芸能の畑とはいえ少し違う分野に環境を変えて、改めて人に育ててもらっています。
今回は絶賛継続中の初心者返り5ヶ月の実感として
①上達する過程は3段階ある
①上達に飛び級はないけど短縮はできる…はず
②人を育てたことがあるからこそ分かる両方の気持ち
の話をしたいと思います。
上達する過程は3段階ある
NHK高校講座より
できたりできなかったり
頭では理解してるのにできない状態。まあびっくりするくらいできない。笑
あんだけ言われてたのになんで出来ないんだろうと自分の記憶能力を疑うくらいできないし、すぐ忘れる。笑
たまにできる時もある。
指導者に「できてる」と言われて初めてああ、これが出来てるんだ。と分かる。
でも出来てない時と出来てる時の違いが曖昧でまだよく分かっていない。
自分の身体感覚と神経を繋ぐ作業をしているイメージ。
そしてこの段階で指導される内容は5年前も今も同じことを言われていたという発見。
私の場合は「焦ると早くなる」「殻を破れてない」「テンパる」「頭でっかち」
改めて初心者返りすることでどの分野にも共通する自分の性格の癖が発覚しました。
意識したらできるようになる
この段階になると、自分の状況を客観的に見れるようになってきます。
あ、今焦ってんな。とか、今自分不安になって身体硬くなってんな。とか。
逆にできている時の感覚も実感できるようになってきます。
そして次はこうしてみよう。とか自分で解決策を色々考えるようになります。
ただあれこれ意識してやってみようとすると考えすぎてうまくいかない状態に陥ります。
だいたい1回のことで意識できるのって3回つまでだと思っていて、「できたりできなかったり」の段階で既に
- 「焦ると早くなる」→ 思ってる6割の早さで
- 「殻を破れてない」「頭でっかち」→ 一旦頭で考えるのはやめて
- 「テンパる」→ 呼吸をしっかりする
の3つが常に頭の中で意識されているので新しい意識が入ってくるとすぐキャパオーバーで頭ショートする…
(一旦頭で考えるのをやめる…を意識してるって元も子もないですね。笑)
というかなりもどかしい段階です。
自分は向いてないんじゃないかとか心が折れそうになることもあります。
意識しなくてもできる
この段階になれば身体と心がリンクして自動化されているのでより色々なことを意識したり、考えたりすることができます。
今までは自分にベクトルが向きがちだったのが色々まわりが見えるようになってくる。
突然のことに頭よりも先に身体が動いて心もついてきて、対応できる瞬間が出てくる。
初心者2回目である5ヶ月でこの段階にはまだ到達していませんが、5年間の前の経験の中では実感としてありました。
だんだん余裕が出てきて楽しめるようになってくる。
人に自分の心が届くようになってくる。
なぜならベクトルが自分じゃなくて届ける相手に向いているから。
でもここに至ってから無限の伸び代があるのでこの「意識しなくてもできる」の段階はゴールというよりかはやっとスタートラインに立った…ぐらいの感じでしょうか。
上達に飛び級はないけど短縮はできる…はず
環境が変わればリセット
私の場合同じ芸能の畑とはいえ少しジャンル違いの分野に環境を変えたわけですが
新しい人たちと、新しい人たちのやり方を取り入れて、新しい人たちが求めるものを提供する。
まずはその環境の中で自分がいいパフォーマンスを発揮できるような状態を作らなければいけないのと、コミュニケーションをとって何を求められているか理解する。
つまり新しい人たちが求めることを「できたりできなかったり」の段階からスタートです。
一度経験したプロセスだからこそ、状況は違えどやるべきことは分かってる状況なので、少しは上達の短縮ができるんじゃないかと思っています。
上達の仕方を知っている、一度経験しているということは少し強みになるんじゃないかなと。
同じこと言われる私は成長していない説は否定したい
前の職場で初めの頃に課題で言われていたことを、今になっても別の環境で全く同じことを言われています。笑
でも前の職場でその課題は上達の3段階を経てクリアしたはずだったんですよね。
「焦ると早くなる」「殻を破れてない」「テンパる」「頭でっかち」の4つ。
それが再び現れてきた。
自分、成長してないなぁ〜と思っていたのですが、よくよく考えたらこの4つは私が新しいことを始める上で絶対出てくる慣れてない段階での最初の関門なのでは?という結論に至りました(というかそうであってほしい…)
よく考えたらバレーボール始めた時もテンパって頭でっかちだったし、アパレルショップでバイトしてた時も最初テンパってたし、接客もマニュアル読み込んでたし…笑
人間としての性質的なものでしょうか。
私の場合はこの4つでしたがそれはもちろん人によると思います。
完璧主義で失敗したくなくて感情を出すのが苦手という自分との戦いからまずは始まる…そんな印象。
だから結論、同じこと言われてるけど成長してないんじゃなくて、新しい環境になると必ず通る通過儀礼ミッションなんだと思うようにしています。
だって、前の環境ではそれをクリアしたんだもん。
つまり一度経験したミッションだからこそ成功体験があるので、慣れたらできるようになると自分を信じることができるので少し上達までの時間を短縮できるかもしれません。
それでも同じことにまた向き合うというのはそれなりに辛いですが。笑
人を育てたことがあるからこそ分かる両方の気持ち
指導者の気持ち
どうすればこの人の殻を破らせることができるだろう。
ステージに立ったら余計なことを考えないで思いっきりできるようになるだろう。
どうすれば観客「おっ」と言わせるパワーが出せるだろう。
ちょっとまてよ。
これどっちも私やん。
あの頃自分が指導していたあの人たちは今の私でした。
今この段階なら言うべき言葉はこれかな…
あまり先のことのアドバイスをしてもまだ実感できないだろうな…
今これを言ったら混乱させるかな…
再び初心者になった今、自分を指導してくれる人たちの気持ちが少しは分かるようになったとともに、あれを言われた時あの人はこんな気持ちだったのかなぁと思うことがちらほら。
例えば感情を出すということについて、伝えようとする気持ちや、やってやるぞ!というハートが大事だと私は常にポリシーとして掲げてました。
どれだけ下手くそでも思いっきりやってる人は見てて心が動かされる…と思っています。
でもそれは振付やルール、立ち位置が守られている前提での話。
誰かに評価されたいと思いながら承認欲求でステージに立ってる人のパフォーマンスは味気ない。
今の私はそれができてません。というかその段階に至れてません。
しかも初心者で3ヶ月ぐらいの人に私はそれを言っていたんですよね。
3ヶ月でステージに立つまでのレベルに持っていかなきゃいけないから仕方がなかったのですが、今思えば心と身体がリンクするのはある程度自分との戦いに勝った後。
経験と時間と本人の努力が必要。
教える側も言葉選びのスキルと人をよく見るスキルが必要ですよね。
今の環境はそれがすごい整ってて指導者としても尊敬できる人がたくさんいます。すごい。
だからこそ話を聞いてて、あ、今自分はこの段階なんだなというのが客観的に俯瞰できるようになりました。
言われたことを私が出来てるかどうかは別としてね!笑
指導される側の気持ち
やはり新しいことを学ぶということは自分だけの問題ではなく、教えてくれる人たちがいてこそのチャレンジなので、まずは一人の人間としてコミュニケーションをとるところからスタートする。
この段階って上達の3段階でいうゼロの部分になるんじゃないかと思います。
教えてもらえる人になること。
教えたくなる人になること。
教えた経験があったからこそ、教えてもらえる人になりたいと思います。
私自身過去に自分が指導した内容をそっくりそのまま今言われることもしばしば。
できないもんですね…
初心者1回目の時は色んな人から色んな指導をもらって、情報量多くてウワァァァ…
…となっていましたが今は自分なりにもらった指導を段階分けできるようになったかもしれません。
今私が達成すべき目標はこれだ…的な。
指導されるスキルも…もしかしたらあるかもしれないですね。
まとめ
何か新しいことを始める度に自分の嫌いな部分を見たり向き合ったりしながら人は成長していきます。
何度も現れる自分の嫌な部分に嫌気が差すし、なんとかして改善したいとは思うけど心の癖みたいなものはなかなか頑固でしつこくてすぐには変われない。
でもそんな自分を、かつての自分もそうしたように、見捨てずに指導してくれる人もいるしなんとかして期待に応えたいし変わりたいと思う。
考えすぎかもしれないし(そもそも頭でっかち)成長を焦りすぎかもしれない(テンパりがち)のでもっと気楽にやれる性格になりたい…なんて思います。笑
本気じゃないときには気楽でいれるんですけどね。
久々に本気で打ち込めるものを見つけてしまったもんだから本来の頑固な性格の癖が出てきてしまいました…
でもまあいいでしょう。
また上達してクリアしてみせますよ。初心者2回目なんで。(仕事以外も含むなら4回目とかかも。笑)
年を重ねたり経験が増えてくると教える側になって、人に教わることも減ってきます。
そんな中であえて初心者に戻って素直に教わってみる。
そんな経験も教える側の一つの経験として面白いですよ。
なーんて。
では!